~改造・整備 NS系 エンジン系~

ここでは主にNS系エンジンの整備・チューニングについて紹介します。

ポートタイミング変更 最終更新日08/06/12再編集ずみ

シリンダーヘッド研磨 最終更新日08/06/12再編集済み

ボアアップキット 最終更新日08/06/12

エンジン載せ換え 最終更新日08/06/12再編集済み

自分でエンジンOH 最終更新日06年

~ポートタイミング変更~

ベースガスケットの厚さを変更し、給排気のタイミングを変更する方法を紹介します。
ガスケットの厚さを増すと、高回転が回るようになります。

純正ガスケットは0.5ミリです。
1~2ミリ程度が一般的に使われています。

しかし、そのままだと当然圧縮比が低下します。
それを補う為に、シリンダーヘッド研磨を併用します。
シュキッシュエリアの容量が変わるとデトネーションの原因にもなったりするので
シリンダー自体をスライスするのも一つの手ですね。

なのでガスケット追加のみだと効果は発揮されないと思います。
高回転域まで回るけど圧縮比が低く力が無いなどなど・・・

ガスケット自作
一枚ものガスケットに下書きしカッターでカット。


0.5ミリ2枚完成♪


別に純正2枚とかでもOKです。

1ミリ仕様!(ヘッドは前期NS系)


他に社外でハイコンプキットなども売られていますね~

最後に参考までに管理人の過去の仕様を紹介します。
仕様1
ベースガスケット 1.5ミリ
シリンダーヘッド デイトナ製圧縮MAX
シリンダー自作給排気ポート加工
で、パワーバンド9000~13000rpm
ドライブプロケット16丁
ドリブンスプロケット純正
ミッションNS50F
で、平地115キロ 下り120キロOVER

仕様2
ベースガスケット 1.0ミリ
シリンダーヘッド 0.6ミリ研磨
シリンダー自作給排気ポート加工第二弾
で、パワーバンド9000~13500rpm
スプロケ前後純正 ミッションNS50F 
で、平地115キロ 下り未測定
スプロケ変えれば伸びそうです。

 

~シリンダーヘッド研磨~

シリンダーヘッドを研磨する事で、スキッシュエリアを狭くし、圧縮比を調整します。
わりとお手軽にパワーUP出来る方法ですね。

しか~し

圧縮比低いと 回るけどパワーが無い

圧縮比高いと トルクはあるが高回転が回らない


など、結構シビアなので注意!
主にベースガスケットを厚くするポートタイミング変更と併用、ポート加工による圧縮比低下時などにやります。

NS-1の純正ヘッドはピストン径に合わせて段差がありますが、NS50F前期NSR50などは元々段差がありません。
なのでそちらを流用するのも一つの手では無いでしょうか?
ただし圧縮高すぎに注意してください。デトネーションが起こりますよ~

NS-1純正


NS50F純正(デトネーション跡有り)


デイトナ製
他にデイトナから圧縮比変更可能なヘッドも売られていました。
絶版品。63cc用も売られていた。(現在クーラント漏れの為使用中止。涙)




いよいよ研磨です。
何ミリ削ったらいいの?っという問題になってきますよね?大体0.3~0.8ミリとどっかで読みました。
この辺は用途にもよって変わってきますので。

例えば純正ガスケット0.5ミリ+0.5ミリ入れたとすればヘッドも0.5ミリ以上削る事になります。(単純に)

一番いいのは圧縮比を測定しながら削ることですが・・・・

手で研磨する時は、ガラスの板のように平らな板の上で削りましょう。
凸凹になるとクーラント漏れて使い物にならないので。汗


何ミリ削ったか測る方法
予めノギスで4箇所角を測定。研磨後、測定すればOK!


管理人は100番のヤスリに6時間くらい擦り続けてやっと0.6ミリ研磨できました。

非常に硬いです!www

その後、400番→800番→1000番と磨きました。

~最終チェック!~
最後に全体にマジックを塗って軽く研磨し歪みが無いか確認するといいでしょう。


研磨後、綺麗にマジックが消えればOKです!

大体こんな感じです。わかってもらえたかな?
失敗しても責任は一切取りません。

追記
某○ップス社は純正を0.8ミリ研磨しただけの商品という"ウワサ"を聞きました、っが、ウワサなんでわかりません。

 

~ボアアップキット~

KAK-KUNが購入した某○○○○社のボアアップキットを紹介いたします。
KAK-KUNは中型免許持ち、ナンバーも黄色登録で走行してます。
闇ボアアップは止めましょう。脱税です。無免許です。

今回KAK-KUNが購入した商品は70cc(実際は68.8cc)
シリンダー↓
70ccともなるとスリーブの薄さが半端無いですw


刻印は49のままなのでバレ無いっちゃバレ無いがw

ピストン。


いたって普通ですが上面に微妙に加工?

吸気側


ダイレクトポートが1cm!

管理人は腰って6,5ミリまでですwww
ウォーターライン、スタッドボルト用の穴などに貫通しそうで怖いです。

掃気&排気ポート

掃気ポートに微妙な加工が。これは素人が弄ると簡単に焼き付きを起こしてしまう。汗
排気ポートは横、上に削りが入ってました。張り取りは完璧でした。

そして何より問題点は68,8ccという所!
某オクにてKN企画のNS系シリンダー65.8ccと68.8ccが登場してしばらくした後、この某ショップから65cc、70ccシリーズのボアポート加工品がリリースされました。
あくまで推測ですが某ショップはこれを加工して出してると思われます!(推測ですよ!!)
実際70ccと言って置きながら68.8ccだし、見るからに・・・

値段は25000円。某オクでは15000円前後。
加工代11000円として考えて・・・ 特か損か・・・

何よりも雑誌紹介面にて70と書いてる所が気にk・・・(自重w)

商品のインプレッションについてはKAK-KUNが慣らし運転終了後、載せて行きたいと思っています。

~08/06/12~
慣らし終了して普通に走ってるんで近々インプレッション頂いてきま~す!
動画コーナーの加速動画ページに50ccVer.、70ccVer.うpしてあるのでドウゾ♪

 

~エンジン載せ換え~ページ作成06年。古いです・・・ 一応08/06/12に再編集済み

前期ハーネスの車体後期エンジンを載せたので一応書いておきます。
後期は書無しのため部品取りだったんで。
これで26000キロ→15000キロに!やった。

必要な特殊工具
フライホイールプーラー
ユニバーサルホルダー
トルクスボルトっを外す為のトルクスレンチT30H(特殊じゃないけど)
コレね↓


二台ともキャブ、プラグ、水温のセンサー、オイルホース、タコとクラッチとオイルポンプのケーブル、スプロケ、ラジエーターホースを取ります。チャンバーも忘れずに。

前期と後期では発電方式が違い、それによりフライホイール、ACジェネレーターの形が大分違います。
これが前期↓

後期↓


フライホイールをユニバーサルホルダーで押さえナットを取ってフライホイールプーラーでフライホイールを取る。


ACジェネレーターとチェンジスイッチを取り外します。トルクスボルトがくせ者ですw トルクスレンチにて外してください。

これでエンジンから全ての物が取れたはずです。

後は三箇所で留まってるボルトを抜けば降ろせます。
結構重いので気をつけましょう。一人でも出来ますが手伝ってもらったほうが楽ですよ~。

↓降ろしたエンジン達。降ろしたらせっかくなので綺麗にしてあげましょう。


後期エンジンを前期の車体に載せます。
一人だと結構苦戦しましたね~。笑

後は前期のACジェネレーターを付けてフライホイールをはめます。

※注意 フライホイールの中心の穴には窪みがあってクランクシャフトには出っ張りがあります。
これをしっかり合わせて組んでください。

(常識だし見れば分かるが管理人は知らなくてずれたまま無理やり締めた。当時は若かったなぁw)

ずれているとエンジンが掛からなかったり点火時期がずれてピストンに穴開いたりするみたいです。

フライホイールはユニバーサルホルダーで押さえナットを締めます。
しっかり5.5キロで締めてあげてください。じゃないと管理人みたいに空ぶかしで取れちゃいますwww
走行中取れたら大変ですから。

後は最初に取ったケーブル、ホース類を取り付けて完成。


これにより前期ハーネス後期エンジンです。
前期にインテークチャンバー?とかね(写真は後期の降ろす前です。写真取り忘れた)
作業時間はたぶん5時間ほど掛かりました。2台ともばらす所から始まったんで結構疲れましたぁ。

 

~自分でエンジンOH~ 06年編集

OHする理由。
オークションで購入した2台目のエンジン(走行4000位で結構きれい)のピストンをシリンダー抜いた状態で副管理人がキック降ろしてクランクケースに当てて割ってしまった!笑 その破片を取ろうとした管理人がクランクシャフトんトコに落としてしまった為。まあ、なんともおバカさんな理由だね。でも考えてみれば逆さまにすれば取れたんじゃ?いやいや何事も経験だよね!

副管理人は自分でOHしたエンジンで先日見事始動確認果たしました!オメデト~

必要な物。
フライホイールプーラー
ユニバーサルホルダー
ロックナットレンチ
クラッチアウターホルダー(かなり重要)
トルクレンチ(ワタシもってないよ~)

まずはホース・ワイヤー全部取って降ろします。書かなくてもいいよね?(いろいろ付いてるけど気にしないでね!笑)


クランクケースカバーを取ってクラッチを外します。
クランクケースカバーはボルトを取っていけば外れます。しっかり覚えときましょう。笑


クラッチはクラッチアウターホルダーで回らないない用に押えてロックナットレンチをつけたラチェットで回します。


するとポロリ↓


あとフライホイール側の方もばらしておきます。
スプロケも当然取ります
フライホイールをユニバーサルホルダーで押さえナットを取ってフライホイールプーラーでフライホイールを取ってからACジェネレーターとチェンジスイッチを取り外します。トルクスボルトをトルクスレンチで取って配線も全部取れます。
これでスッキリしたよね?(スプロケ付いてる~!しかもチェーンまで笑 いや、写真これしか無かったの。ゆるちて)


ボルトなど全て取り外し終わったらクランクケースをハンマーなどでかる~くぶん殴りましょう。マイナスドライバーでこじったりはしないように。
そしたら少しずつ開いてきます。全然開かないようだと副管理人みたいにギヤが付いていたりしてるはずです。無理に叩き過ぎないように。笑


ついにパッカ~ン!(クランク超汚ね~)


クランク内に落としたピストンの破片発見!4ヶ月ぶりの再会!笑
さすがに走行4000なんでギヤはキレイ!ベアリングいいのに換えたいけど綺麗だしお金ないから我慢するかな。走行距離行っててOHするなら必ず交換しましょう。じゃなきゃOHでもなんでもないですよね。
クランクはCRC吹いて磨けば凄く綺麗になるんでシャフト抜いて洗浄したいけどあるお店だと抜くの8000円だね。はぁ?たっけ~よ。
副管理人は学校の先生に無料で抜いてもらった。
う~ん。そのまま使用か?それは厳しいな。ど~しよ~♪

とりあえず現段階ではここまでなんで進み次第更新します。申し訳ない!

 

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